京都山里物語
永野雅之

 
 
 

 

 

 
 


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山里物語ホーム

 
バキュームカー

今シーズンも冬がやって来ました!腰まで積もる大雪だ!車のタイヤは冬用に装着したが、この積雪量では車が動かせない!朝から除雪に追われ・・・車を出せたのは3時間後になった!

こうも積もると、色々考えてしまう!特に心配なのは・・・「くみ取り」だ!・・・そう我が家は「くみ取り」なのだ!畑をするだろうと考えて、「くみ取り」になった。未だに使ってないのが現状・・・・。

くみ取り式の家は、大雪が降る前にくみ取ってもらうのが基準になっている。しかし、くみ取ってもらうタイミングがずれると大変なことになってしまうのである。外に設置してあるマンホールが押し上げられてくる。そうならないように、我が家では700Lのタンクを2本も入れてある。それでも心配!

もし、バキュームカーが雪で来れなくなったら。マンホールを開けてくみ取り、どこかに撒く・・・しか方法が無い!冬場のウンチは、硬い!カチン・カチンに凍って固まっている!おまけに、ピラミッドの様に、上部がトンガっているから厄介なのである。本格的な冬前はバキュームカーだけが頼りなのである!
 
河鹿荘

こちらは美山町にある「河鹿荘」。ここにも風呂がある。ただし、温泉質ではない!ここには何と「バラ風呂」がある。

露天風呂にバラの花びらが浸してある。男湯では味気ないが、女性には大変人気らしい。名田庄村から五波峠を越えて帰る時、ここを利用する。海水浴帰りにはお勧めです!
 
鞍馬温泉

鞍馬の里に「鞍馬温泉」がある。休みの日なんか、観光客で大賑わいだ。この温泉「露天風呂」がいい!北山を歩いたハイキングの後に、身体を癒すには丁度良い風呂である。

川床もあって料理も楽しめる。それを、眺めていつも帰っている。気軽に行けるお風呂屋さんだ!
 
鞍馬火祭り

10月22日は、鞍馬の火祭り!鞍馬から奥の住民は迂回して帰る。祭りで鞍馬街道が通行止めになるのだ!

通行止めになる事に腹を立てても致し方ない。だから、今年は見に行くぞ!…・と決心した!祭りを見に行くのに何で決心必要かと言うと、峠の京都側に百井別れがある。この百井別れから通行止めになるので、歩かなければならないからである。真っ暗な夜道それも峠道をテクテク歩くのである。峠道は、鹿・猪などが出没するサバンナである。車に乗っている時でも、獣に遭遇すると一瞬ビビル。もし歩いている時に遭遇したらどうしよう。子供も一緒なので下手にビビルと子供に笑われるので…考え所である。

祭り場までいくと、もうそこは「祭りだ祭りだ!」で飲み放題のパラダイスだ!帰りは、骨の髄まで酒が回っているので、獣が出てきても酒の力で恐くないし峠なんか、「一っ飛び!」で帰ってこれる。

そんな訳で今年の「鞍馬の火祭り」楽しみなのであります。
 
伐採

山間を走ると、大きなトラックに丸太が「これでもか!」というぐらい積まれたトラックを良く見かける。トラックに積み込まれるまで相当な時間と労力が掛かっている。山間では林業の方が多く、何十年も掛けて木を育てているのだ。その殆どが、息子や孫の時代になるまで育て続けていく世代の越えた商売である。

伐採ポイントはどういう風に決められるのか知らないが、この作業風景はスケールのでかい仕事である。

京北町黒田地域で「すげー」と思ったことがある。何も無い道で、おばちゃんが赤い手旗信号で走行中の車を止める。おばちゃんは黄色のヘルメットに白い長靴姿。暫くすると「バラバラバラ…・・」と山手の方から丸太を一本ぶら下げてヘリコプターがやってくる!その時、みんな、空を見ている。ヘリコプターは、目の前の広場に降りてくる。待機していたおじさん達が、丸太を誘導しその広場に置くと、ヘリは山に向かって飛んでいく。あまりにも突然出来事と、凄い音で面食らった事がある。

ヘリコプターは、一般的な丸い形と違い細長いタイプであった。手旗を持っているおばちゃんに「凄いなー!」と言うと。「あれ、飛ばすのにぎょうさんお金いるんや!」と、言っていたのが印象的やった。

京北町は「北山杉」のメッカである。大事に育てた木々に雪などが積もると、ヘリコプターの風を利用して雪を振り落とすこともあるらしい。山間でヘリ作業に遭遇した場合は、そっと見守ってあげてください。
 
美山の朝市

周山街道(162号)をずーっと真っ直ぐ福井方面に行くと、赤い橋が掛かっている。此処らは、美山町平屋!左側に広場がある。ここには、ふらっと美山・美山牛乳・ふるさと本舗がある場所でもある。

公衆トイレもすごく綺麗になっていて、休憩するにはバッチグーな所!京都方面からくる、ライダーはここで「美山牛乳」を飲んで一服するというぐらいの憩いの広場でもある。

この広場、日曜の朝に「朝市」が行われている。美山の朝市は、結構古くから行われている。今は、滋賀県朽木・京都大原・京北町も開催されるようになったので、美山のこの広
場の朝市は以前より規模が小さくなってしまった。以前の朝市は、滅茶苦茶大賑わい!
朝市開催午前8:00〜なのに、お客は5:30頃から集まり、8:00にはもう商品が無いとい
う賑わい方であった。

今は、もうそんな滅茶苦茶な賑わい方はないが、丹精込めて作られた野菜などは2,3時
間で売り切れる状態だ!今までの朝市から少し脱皮した感がある!生産者の名前表示は勿論なのだが、名前以外にこの商品は完全に有機栽培です・又は一回だけ撒きました・この状態の時に農薬を使いました!等明記していく方向でお客さんに販売しているのである。

美山の朝市は、ただ売る状態から「安心を売る」状態に変わってきているのである!
 
ゴキブリ

花背の地域に住んで、「気」が付いたことがある。山は「虫」だらけである。夜、家の明かりに向かってやってくる「虫」はびっくりするくらい多い!窓を完璧に閉めているつもりでも、どこからか入ってくる。ちっちゃい奴は気にならないが、蛾や大きい虫になると必死に捕まえる!捕まえたらその時の気分で、逃がしたり止めをさしたりする。

そこで、登場するのが「虫捕り網」だ!山里の家には、たいがいこの虫捕り網が備え付けてある!網で捕まえては逃がし、また、網で 捕まえては逃がす…・それ程、虫が多いのである。

ただ、有り難いことに町で一番の嫌われもの「ゴキブリ」!こいつは、花背にはいない!もし、町から持って帰ったとしても越冬できないみたいだ。その変わり、別のものがたくさんいる。ヤスデ・ムカデ・ゲジゲジ・蜘蛛など、中にはとんでもないデカイのもいる。

そんな虫、嫁さんに掛かると一撃で倒される!環境は人を変えるのである!
 
ケモノよけ

丹精込めて作った作物を荒らされたり、食べられたりすると怒りが込み上がってくる!そこで考えられたのが、「防護ネット」!

防護ネットと言っても様々である。ナイロン制のネットや金網を張り巡らせたり、特に多いのはワイヤータイプである。このワイヤーには電流が流れている。触れるとビリビリと感電させ、追い払う目的だ!

獣で一番荒っぽい奴は、「猪」だ!畑に大きな穴がゴロゴロできるほど凄まじい!主に芋畑を狙うが、ついでにミミズも取っているらしい。猪に荒らされると無残な状態になるのである。鹿は、稲や花までも食うらしい。ただ、鹿は跳躍が凄い!だから防護ネットしていて
も「ひとっ飛び!」である。それでもドンクサイ奴は、網に掛かったりビリビリで気絶 したりするのである。

ある日、犬の散歩(散歩と言っても離すだけ)に出かけた。棚田があり、農道入口にワイヤーが張り巡らせてあった。このワイヤータイプは、3本張ってある。一番下は膝くらいの高さ・真ん中は股下くらい・上のは腰上あたりで張られている。この時は上のワイヤーが外れていたので、真ん中と下だけだった!スパイク付きの長靴を履いていたので、飛び越えて行こうかと思ったが余裕で跨げると思い跨いだ。この時ズボンはナイロンのジャージを履いていた。跨げたと思ったが、甘かった!ビリビリとまで来なかったが、「ビー!」という音とともにジャージが破れてしまった。犬はうまくワイヤーの間をくぐり抜ける技を持っていて自由自在に走っている。こっちは、自分の股下の短さとワイヤーの電流に驚いた次第である。

ワイヤータイプは決して侮らないよう心がけたい…・。
 
蜂と遊ぶ

蜂の巣を見つける話が出たので、ついでにもう一つ!

網で蜂をGETし、蜂を押え込むときお尻を押え込む、蜂は噛み付きにくるがちょっとぐらい我慢できる。お尻を押え込むと針がピッピ・ピッピ突くような動きで針を出し ている。タイミングを見て片方の、指の爪先でその針をつまみ!そして抜く!この時、タイミングがずれたら刺される!刺されたらオシッコをかける。

針がうまく抜けたら、もうこっちのもんだ!針の無い蜂はもう蜂ではない。ついでに、大きいほうの羽も取る!そうすると、飛べない!蜂は飛べない、刺せない状態で噛み付く事しかできない。そんな、蜂を身体に付けて学校に行った覚えがある。

今はもうそんな事は勿論しないが、子供の頃よく昆虫等で遊んだなと思い出しているのである。
 
蜂の巣

子供の頃、蜂の巣を見つけるのに祖父に教えてもらったことがある。
まず一匹の蜂を網でゲットする、その蜂をうまく押え込み足に1m位の糸を付ける。付けたら逃がす!そして逃がした蜂を、必死になって追いかける!蜂は危険を感じたら巣に戻るので、追いかけ続けられたら巣を発見することができる。

しかし、そう旨くは行かない!まず大きな失敗は、足に糸を付ける時、蜂に指を刺される!
刺されたら、オシッコをかける。(これも祖父が言っていた)糸を付けた蜂を追いかけるが、途中見失う事のほうが多い!ただ、ひたすら野を走っている状態だ!

巣を見つけても、巣に近づけない!大きな蜂がたくさんいるから恐いのである。見つけた巣の場所を祖父に伝える事しかできない。それを聞いた祖父はいつのまにか巣を取り出していた。今、思うに祖父はスズメ蜂の巣採り名人?真相は解らないが、蜂の巣を見つけるのに昔を思い出した次第である。
 
ミツバチ

山里では、蜂箱を作り山に仕掛けてある。蜂が入っている箱は結構賑やかだ!せっせ、せっせと蜜を取りに行く。一つの箱にどれぐらいの蜂が要るのか分からないが、かなりの数である。

ある日、隣のおっちゃんが表で何やら物色している。どうも、箱からミツバチの蜜を取り出しているようだ。「舐めてみるか?」と言われる前に、「舐めさせて」と言った。…こりゃ旨い!

箱の中は7層ほどの段に分かれていた、中には蜂の子もいた。昔から、こういう風にして栄養満点の蜂蜜を取り出すらしい。この蜂蜜、ワンカップのお酒の空瓶に詰めて保管されてるようだ。地方ではこれを「百花蜜」と呼んでいるが、ここでは「蜜」と呼んでいる。

以前、大変珍しい光景を目にした!目の前の上空に、黒くて丸い固まりがゆっくりと山手に移動している!よく見ると、ミツバチの大移動なのである。真ん中には大きな女王蜂、それを守るように無数のミツバチがグルグル回りながら移 動しているのだ。真っ昼間だったのでその光景は目に焼き付いている。

山に仕掛けてある箱は、この移動を狙ったものだ。ミツバチが入らなかったら、ただの箱だ!ミツバチが移動するには大きな訳がある。天敵のスズメ蜂が巣を襲うのである。巣箱に入ったミツバチの行動を何日か観察していると、必ずこのスズメ蜂が襲いにく る。 巣箱の前には、戦ったミツバチとスズメ蜂の亡骸がある。単独行動のスズメ蜂に対して集団行動をとるミツバチ。

ミツバチに手助けしてやろうかと思うが、スズメ蜂の報復が恐いのでじっと見守るし かないのである。命を懸けた戦いは、凄ましい。丸ごと採ってしまう隣のおっちゃんはもっと勇ましい?
 
前夜祭

井戸端展が行われる前日に「前夜祭」が行われる。出し物は、「おじさんバンド」「こどもドラム」「校長先生の手品」である。

校長先生の手品は、はっきりいって年寄りだけに大受け!こどもドラムは、小学生のバンドチーム!本格派のドラムが聞ける!

なんと言っても今回の目玉は、おじさんバンド!各自、田んぼなどで個人練習した成果は如何に!ヴォーカルは「アトリエ中平」の中平さんだ!この日の為に、毎夜祇園に練習しに行っている。お酒を飲みながら和やかに前夜祭が行われる。
 
井戸端店

「別所井戸端店」!今年で9回目!もともと「アトリエ中平」の中平さんからの発信である。此所から広がり、今や村のイベントの一つとなった訳である。

当日は、新聞各社・市民新聞・ラジオ等で紹介されるので、町から人が一杯やってくる。普段あまり人が来ないので、村のおばあたちは町の人達と唯一話が出来る機会とのことで楽しみにしている。一番の人気店は「おばあちゃんの広場」、ここでは別所の長老の婆さまたちがわら細工を使った「手作り実演」広場である。わらで作った宝船等は、まさに伝統工芸品そのものである。

それに訪れる方にぜひお勧めは「花さんしょ」である。別所の特産物なのでぜひお買い求めてください。古い民家のお家には必ずと言って良いほど作られているものです。

本部はPTAが、守りをしておりバザーや売店がありその売り上げは、別所校の生徒達のスキー合宿の積立てになるので生徒達も十二分にお手伝いします。そんなこんなで、子供から長老までが一緒になって作る、手作りのイベントです。昔、懐かしい匂いと懐かしい味わいを感じて下さい。
 
一大事

この「山里物語」とうとう新聞に紹介される事になった!一大事である!

何故なら、掲載した人達には一切「山里物語」の事を話していないからだ!もし、新聞記事を見て「お前!何書いとんね…!」「要らん事書くなや!」と言われたらどうしょうか?ちょっと不安である。

でも今回、記事にしていただけるのは「朝日新聞 あいあいAI京都」!だからちょっと安心。何故なら、左京区北部地域(花背峠以北)は、殆どが京都新聞!(朝日さん御免ね)なのである。

この新聞ちょっと変わっている!普通なら、朝食前には大体配達され、大きなニュースは確認できる。それが当たり前で新聞とはそういうものだと思っていた。しかし、山里ではそうではない!

まず、山里には新聞販売店が存在しない!だから、新聞配達のお兄ちゃんも存在しないのである。新聞は近くの販売店(近くといってもかなり遠い)が郵便物として新聞を郵送する。それを郵便配達員さんが届けてくれるのである。その為、朝食には間に合わず昼食に間に合う頃に届けられる。おまけに新聞は郵便物として扱われているので、チラシなどの広告も一切入ってないのである。

辛いのは、日曜日や祝日の新聞である。休日は郵便配達が休みなので、その日にはやって来ない!一番必要な日である休日には、新聞が無いのである。次の日に、休日分と一緒にまとめてやってくるのだ!その日の朝に見れない!休日はこない!広告チラシなし!おまけに郵便物扱いなので郵便料金も取られる!…まさに、田舎新聞。何とかして京都新聞という感じである。そんな訳で、この「山里物語」地元に知れること無く広がりを見せている。

PS, 「あいあいAI京都」さん、どうもありがとうございます。
 
もう一つの運動会

運動会が終わるとみんな一旦帰るが、着替えてまた出かける!そう!これからもう一つの運動会が始まるのだ!料理屋「小谷屋」に集まる!運動会の足洗いが行なわれるのだ!

料理はすき焼!今日、行なわれた運動会を振り返り色々と話をするのである。始めて参加したときはもうビックリした。昼間あんだけ、走ったりして、体動かしているのでもうクタクタ状態!そこへ、この足洗い!これははっきり言ってキツイ!始めは和やかなのだが、段々と協調性は崩れてくる。もう、身体はトライアスロン状態!いつ倒れても可笑しくない!普段より酒の廻りが速い速い!状況を旨くみて、こっそり退去しなければとことん付き合わされる!

退去に失敗なんかしたら・・・
「こらあー!どこ行くにゃ!#%‘&%$39・・」何言っているのかわからん?要するに、こっちにきてもっと飲め!と言う事になる。田舎では、グランドの外でも運動会が行なわれるのである!
 
村の運動会

短い秋のわりには、行事がびっしり!そんな行事の一つに「運動会」が行なわれる。市内では、10月に行なわれるのが普通であるが花脊では、9月に行なわれる。そうでないと寒くて立ってられないからである。

ここの運動会は少し違う。普通、小学校は小学校の運動会。中学校は中学校の運動会。町民は組運動会。と分かれているのが普通!花脊・別所町は全部同時に行なわれるのだ!学校は小学校中学校が一緒になっている。小・中学校の全校生徒合わせても18人!
非常に少ない!生徒だけで運動会しても間がもたない!午前中で終了してしまう!だから此処は、生徒も先生も村民もみんなで走るのだ!プログラムは生徒の次は村民そして生徒・・・というように交代して消化していくのである。だからこの日は、みんな運動会に来ている。

村の若いもんはテント張ったり幕張ったりを先生方と一緒に作業をする。運動会当日も、走ったり、景品渡したり、次の種目の準備をしたりで大忙しだ!村のじいさん・ばあさんも、この日は別人になる!杖をついて歩いているおばーなんか、杖をつきながらでも早い早い!ラムネ早飲み競争なんか、みんな必死!泡を吹きながら飲むもんやから近づけない!ど迫力!おばーなんか途中で入れ歯をはずして飲んでいる。見ている我々は、入れ歯を喉に詰まらせて死なへんやろか?ヒヤヒヤもんである!子ども達は少ないながらも、夏休みに練習した出し物を披露する。みんな一生懸命応援して、一生懸命走る!そして帰りは、両手に持てないほどの景品を持ってかえる。そんな素晴らしい村の運動会なのである!
 

夏が終わると秋がやってくる!当たり前の話だが、山里の秋はすごく短い!「秋やなー紅葉がきれいなー」と慕っている時間は少ない!

9月になると朝晩急に冷えだす!だから9月にはストーブが必要になる。薪ストーブの薪は春先に確保し夏場に薪割りをして積んでおくのだ。そうする事で薪が乾き、火がつきやすくなるのだ!

薪はチューンソーで切断し、斧で割る!結構、重労働であるが薪ストーブの火は心を和ませてくれる。年間約2トンほどの薪を使う!灯油だったら、1日にポリタン1本(18リッター)ほど消化する。水道代要らない変わりに、暖を取るのに費用がかさむ!四季の移り変わりがはっきりと感じられる。

山里はそんな処である。
 
田舎のソフトボール大会

今年のソフトボール大会は、台風が去った日曜日に行われた!今回の開催場所は久多である。凄い集中雨だったので開催中止も考えられたが、各関係者のグランド整備等で予定通り行なわれたのである!

久多のグランドは「さすが!山の中のグランド!」というグランドである。草は“ボウボウ“だったか、地元民が草刈!前日の豪雨でグランドは何箇所かヌカルンでいる!でもご心配なく!2トン車で自分の山の砂を持ってきている素晴らしい人がいるのだ。その砂を慣らして準備OK!

グランドはライト側が浅く奥は山!この奥にボールが入ると諦めたほうが良い!何たって、マムシが恐いからだ!レフト側は川なので、大きなファールだと川に入る!この日は、前日の台風の影響の為、川の水がかなり多いし流れが速い! 川に入ったボールは、長い長いボールすくい用の網ですくい上げるのだ!もし失敗したら、かなり遠くまで拾いに行かなくてはならないので、ボール拾いも真剣だ!まるで、アパッチ野球軍みたいだが、皆で開催する大会なので大いに盛り上がるのである!

大会が終わると「酒宴」が始まり参加者は気分上々で帰るのだ!田舎のソフトボール大会は野性的であるが、人情あふれる付き合いの一つでもあるのだ!
 
山の火祭り

花脊よりまだ奥に行った所、そうここは広河原!広河原と言うくらいだから、かなり川が広いと連想するが実はそんなに広くない。でも上桂川の原流近い割には川幅はあるほうだ!広河原・・・本当はここに住みたかった!そんな処だ!世間では鞍馬の火祭り(10月22日)が有名だが、何を隠そう!此処で行われる「松上げ」(火祭り)は、知る人知る祭りである!この「松上げ」の為に移り住んだという大馬鹿もいるほどなのである。祭りそのものは至って単調であるが、始めてみた方はきっと神秘的な幻想でありながら男性的な迫力を感じる山奥ならではの「松上げ」!

今年は8月24日に行われた。一度ご覧になってはどう?
実はこの「松上げ」で起こった事件なのである。もう、時効と言う事で掲載します!

今から10年位前、同じくして広河原!松上げの前にはちょっとした風習がある。各家には、それぞれ各家の儀式みたいなんがあるが共通したところでは、家の前に7本の松明をつけるのである。

広河原に、高橋○人という人物がおり、彼是20年近い付き合いになる。その、高橋○人家では「松上げ」を見に来られる人の為に、この日だけの駐車場を設けている。私は、いつの日からかこの駐車場係りになってしまっていた!当然「祭り」と言う事なので、昼から寄せて頂いており表でバーベキューしながら酒を頂く。祭り時刻になるとかなり酔っ払っているのが定番である。勿論、駐車場の係りなので、気に入らない人はお断りしたりする。

車が大方入り、松明を点ける時間になった!そこへ、好○さん登場!(この、好○さん木工職人・神戸という大都会から人より獣が多い広河原にきた変わり者!)好○さんもかなり酔っ払っている!ついでや俺ももっと酔っちゃえ!「今日は祭りだ!飲め!飲め!」こんな感じである。

松明は道路沿いにも何箇所かあり、それをこの酔っ払いの2人(好○・永野)でつけていく事に・・・この日は、思った以上に風が吹いている!点けた松明の火も風邪に煽られている!点けながら
「好○さん、今日は風きついなー!」
「祭りだ!祭りだ!」・・・かなり酔っている

お地蔵さんの前にも松明を点けた!しかし、この地蔵前の松明はバランスが悪く倒れそうである!思わず
「好○さん、ここ倒れそうでっせ!」
「今日は、火祭り!火祭り!」・・・
何となく嫌な感じがしたが、こっちも「祭りだ!火祭りだ!」という気分に浸る事に・・・

松明は全て点いた!観客もいっぱいになってきて、車で見に来る人はもう村に入れないので立ち往生!さあ!これから「松上げ」と言うときに・・・

「火事だーーーーーーー!」一瞬、体が固まった!
「ひょっとして!」・・・・ひょっとどころではなかった!大当たりになってしまったのだ。

あの、地蔵前の松明が山側に倒れて「山が燃えているのだ!」こりゃー、大変だ!火祭りの為、消防車やポンプ車も来ているのだが会場近くに停車しているので少し時間がかかる!その時、一番にバケツを持って走っていった人がいた!それに、大声で「バケツリレー!で消すんや!」と大声を張り上げながら現場に急行していた。そう、この人、好○さんである!

火は風に煽られどんどん上の方を燃えていっている。こりゃー、大変!私と好○さんはかなり必死!祭り仕度していた人もどんどん駆けつけた!「こらー!もっと水汲めや!・・・」「こっちもどんどん持ってこいや!・・」いやもう、祭りどころでは無くなった!幸い、地蔵の横には用水路があり、かなりの水が溜まっている。地元の村人は「消防団」に入っているものが殆どで、こういう火事場の力は十二分に発揮してくれる正義の味方だ!

約30分ほど消化作業は続いた!皆の必死な作業に救われ、火を消す事が出来た!山の片側を燃やしてしまった!すごーく、複雑な気持・・・
誰かが・・「よっしゃ!祭りや!祭りや!」
皆・・・「祭りや!祭りや」
と言いながら、「松上げ」場へと向かった!

この日の「松上げ」!一番、気合入れてやっていたのは言うまでもなく、好○さんである。終わってから、「好○さん、今日はびびったな!・・」と、声を掛けた!すると、「今日は、最高の祭りやな!・・・飲も!飲も!」もうすでに、体は酒で癒されているのであった!
 

 

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