京都山里物語
永野雅之

 
 

 

 

 

 
 


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山里物語ホーム

芦生の年越しそば!

8年ほど前、この芦生で正月を迎えようと無謀な企画を実施した事がある。2家族・総勢10名だった。普段の会話で芦生の森の話が出たのである。冗談で、「芦生の森で、年越しそばを食べよっか!」と誰かが言った。「それ、面白いやん!行こうぜ!」と言う事になってしまった。「だし」も本格的に取って、現地でそばを湯がくという段取だ。

そして決行の日。12月31日!
この時は、滋賀県朽木村から入り地蔵峠からの現地入りを目指した!朽木村までは、雪がそんなに残っていなかったが地蔵峠入口付近からかなりの積雪!途中、登山者の為の公衆トイレがあるが、かなり積もっている!車は2台とも4駆!この、公衆トイレから先は雪かきしていない!それでも、芦生の森へ目指して車を進める!車の中から、子どもの悲鳴!「・・・・こんなとこ行くのいやや!!!」除雪されてない道は、とんでもない道だ!左右振られ、おまけに上下の揺れが半端じゃない!こんな悪路でも、「そばの汁大丈夫かな?」と考えられる自分が恐かった。

途中、車を押したりしながら何とか芦生の入口についた。此処から先の森へはかなり危険で、管理している人も入らない。我々は、ここから東の空に上る「初日の出」を拝みに来たのだ!眼下には雲海が広がり、神秘的な景色を子ども達に見せたかったのである。現地は当然雪だらけ、それに真っ暗!である!明りの器具を付け、そばの仕度だ!

ここまで、来るのにかなり体力を使った!持っていったのはこの日の為に「重箱」まであるおせち料理!そして、「そば」の登場!何かものすごくアンバランスやけど「そば」が無茶旨い!「おせち」も旨い!でもやっぱり、おせちは家でゆっくり頂くのが良いと実感した!

そして、廻りは暗闇!空からは、雪がバンバン降ってくる!最悪のコンデション!それに、さぶいさぶいのである。子ども達は先に車の中で、シュラフに包まって寝た!我々、親はそう簡単に寝られない。全くの闇の中なので、ちょっとビビっているのである。

・・・少しウトウトした!・・・この間1時間程である。
少し目が覚めた。空は、夜が明けてきた!雪はもう降ってない!皆、起きてきた!肝心の「初日の出」!日を差す、余裕が無いようだ!これには、どうしようもない!子ども達は、最悪や!最悪の大晦日や!・・・と感銘を上げている!

そして、帰り道。峠は相変わらずの悪路!それに、何か大きな獣の足跡がある。確認すると。・・・・「熊」!こりゃ!びっくり!

そんなこんなで、思い出を造った「芦生の年越しそば」だったのである。皆は、もう二度と大晦日に行きたくないというのであった。この家族とは今度、「オーロラを見ながらすき焼」をしようと約束した!

PS,・・・この家族!2年前に花脊に引越ししてきたのである!
町の議員さん

美山町に外田さんという温和な方が居られる。子どもに、剣道を教えている方だ!この外田さんの、「鶏」が格別旨いのだ!友達や知り合いが来るとなると、鶏を潰してもらう。田舎に来て「鶏のすき焼」に、はまった!それに、「卵」も申し分ない!この卵と鶏、週に決まって貰う事になっている。

鶏舎の中では、放された鶏が気持ちよく歩いている。いわゆる平飼いである。外田さんの、若いにいちゃん達が、朝、籠をもって生みたての卵を拾いに来る。このにいちゃん達、美山の自然に魅せられて移り住んだそうだ!美山町では、町以外からの移住者には、町営住宅や賃貸物件を町が提案してくれる。但し、別荘感覚での話などは無理だそうだ!本気で此処に住みたい!と思えば町が何とかしてくれる町なのだ!

卵の外田さん、意外にももう一つの顔がある!そうこの方、町議員さんなのだ!選挙期間中、卵の小屋が、選挙事務所になっていた!そして、無事選挙も終わり・・・「当選」!選挙の後、おめでとうございます!の挨拶に行った。

「激戦やったんですか?」
「んー! 無投票当選やった!」

要するに、立候補者の数が規定議員数と同じということで、無投票でOK!ということになったのである。田舎では良くあることらしい。何とも、ほのぼのとした選挙か!

最近、外田さん「何か、町でこうしたらいい!などの意見とかあれば言って!」と、積極的に町の明日を見つめているのである。
バン

我が家には「バン!」という天然記念物の柴犬がいる。みんなから「こいつ、柴犬ちゃうで!雑種とちゃうか?」など言われているが、天然記念物柴犬愛好会の方から血統書付きで頂いた「柴犬である!」。・・・と思う!

毛並みは薄い茶色で小型犬。一応顔つきは柴犬!この柴犬の「バン」。かなりおもしろい奴である。エサ箱に、いつものようにドッグフードを入れて置く。夜中・・キツネやタヌキにどうもエサを横取りされているみたいである。

この前も、前を堂々と猿が歩いていた!一体「バン」は何をしてんねん!吼えんかい!と思ったが、当のバンは小屋に入ってじっとしたままだ!・・・・情けない!野生もんには勝てない心境らしい!そのくせ、知らない人が来るとワンワン吼える!まー一応、番犬にはなっているようだ!

街と違って、散歩は大変楽だ!放してやると、山や川に行って適当に帰ってくる。只、気を付けなければならないのは、猟犬だ!田舎には、かなり凶暴な猟犬が居る!こいつは、何匹か犬を噛み殺したことで有名な奴!そう、この辺一体を仕切っている奴なのだ!バンも充分その辺の事は、察しているので絶対に手出ししない。それどころか、そいつの部下になっているようだ。

我が家の「バン」も愛想と笑顔で付き合っているようだ!
自然?

人に「山里住んでいる!」と言ったら、大方の人は「いいなー、自然が一杯で!」と言う答えが返って来る。街から見たら確かに自然!なのかも知れない!

ある日、ふっ!と疑問を抱いた時がある。家から見える風景・・・・これ全て自然なのだろうか?何体かの山は原生さが残っているが、殆どはスギ・ヒノキの植林である。この植林もやはり・・・自然なのかな?

村には、信号機はないし確かに田舎であるが自然なのであろうか?人々はどうだろう・・・・村の人々は確かに自然である!
自然というより天然に近いかな?・・・・・・・・・。
美山の花

週に2回程「美山の花」を頂きに行っている!場所は美山町大野(大野ダムがある近辺)。美山の花と言っても、中には草(例えばススキなど)もあったりで、街の花屋さんには置いてそうも無い草花である。

この花を頂いているおばちゃんたちは15人ほどのグループ!じいちゃんと、ばあさんの暮らしで、かなり高齢者!若いもんは街に働きに行って帰ってこん!らしい。老夫婦で田・畑をするのはキツイ!

花と言っても種撒きから始めなければならないので、それなりの重労働だ。山などに生えている物が多いので最初見た時大変珍しい思いがした!おばちゃんたちはそういう花などを束ねて無人販売で売っていた!

春先から冬になるまで、四季折々の花は気持がいい!この花、墓参りに持っていくと、きっとご先祖様が大喜びするようなものだ!今では、定期的に頂いているが、始めの頃中々まとめて分けてくれない。半年程かけてやっと、それなりの物が頂けるようになった。

彼女達は、早い時は4時半頃から花を集めてくれている。気のいいばあさんや、ちょっとうるさいばあーさんなど様々な人が居られるけど、大らかで和やかな人たちだ!朝、行くとぼた餅など用意してくれている、かわいいばあさんである。お陰で、最近肥えたのは田舎廻りのせいかもしれない。
自転車

山里でお目にかからないのが「ママチャリ」!自転車そのものが、各家には存在するのだが必要ない!普段使われるのは、自分の足・Kトラこのどちらかである。寄り合い等には、同じようなKトラがズラリ!農協か農機具屋で貰った帽子がお揃いなのである。笑うに笑えない!何故なら私もそうなりつつある!そういう訳なので「ママチャリ」見ないのである!

子どもはたまに、マウンテンバイクを乗るが以前学校で自転車乗るのを禁止していた。理由は「危ない!」・・・・・今は解除されている。まあ自転車乗るとこないし!

そうそう、この自転車なんだが下の4年生の子が乗れない!学校にある一輪車は上手く乗りこなす。運動会でも一輪車を使った演技も見事!・・・・・でも自転車乗れない?

これには、親の私まいったね!一輪車乗れて自転車乗れんか?やはり、子どもを取り巻く環境は凄いね!こういうところにも来るんやね。早速、チャリンコ屋へ!チャリンコ屋いうても、町まで行かな無い!それなりの物を買っていざ練習!

最初は上手くバランス取れなくてコケまくったが、ある程度時間が経って来ると、危なっかしいが乗れている。・・・一安心!今では、自転車自由自在に乗り、村を走るようになった。
最近ではこの子
「僕な!競輪選手になる!・・・・」だって!現金な奴め!
蛇のエサ

我が家には蛇がいる。飼っている蛇である。前の草むらを注意して探せば居るのだが、水槽に入れて飼っている。飼い主は子ども!

どうも、この蛇で研究をしているらしい。特に、上の兄ちゃんは蛇を捕まえるのがかなり上手い!岩の隙間に入った蛇の尻尾を捕まえて、引きずり出すのが得意!蛇もたまったものではない!

・・・・・子どもにはマムシ・ヤマカガシは絶対手を出すな!
・・・・・図鑑や現物を見せて要注意してある!
・・・・・捕まえて許可してあるのはアオダイショウ・シマヘビぐらいである!

そんな蛇、飼っているのは、シマヘビ!(約30cmほどの奴)。餌は昆虫類やかえる等、捕まえてきては、蛇の口を無理やり開け中に獲物を入れて口を塞ぐ。飲み込んでいる様子が良くわかって良いらしい?

ある日、バッタを捕まえてきた。同じようにバッタを口に入れたのだが、何か蛇の様子がおかしい?!身体をグルグルと巻いたりして、どうももがいているような感じだ。
「おい、何やった!」
「バッタや!」
「なんで、もがいてんにゃ?」
「バッタを頭からと違って、ケツから入れたんや!」
「・・・・・・・・」

時すでに遅く、蛇はバッタを喉に詰まらせてご臨終になった。子どもはこんな事をしながら生き物の生き方を勉強するのである。
蟻騒動

最近やたら蟻が家の中に侵入してきている!嫁さんも我慢の限界らしく。「何とかしてー!」と喚いている。

蟻をよく観察すると、どうも2種類の蟻軍隊と分った!一つは前足後足の根元に赤褐色の色のついたでっかい奴、もう一方の方は標準な蟻と言われているタイプ!我が家のどこから侵入しているのか蟻追跡が始まった!

大きい方は床の板の隙間から入ってきており床下の柱を伝って来ているみたいである。思い当たる節があるので、外をチェック!家の裏には、薪が積んである。どうも、この薪が怪しい!健康体な薪や、かなり腐敗しかかった薪もあるので要注意だ!恐る恐る薪をどけると、なんとビックリ!蟻の逆襲というか、蟻の超大群の巣があった!「これを、嫁さんに言うと、またいらん喧嘩になるので・・・・言わんとこ!」と思いとりあえず、蟻退治をすることに。

基本的に殺虫剤は使わない!他に虫(クワガタ・蛇?・かえる?)を飼っているので殺虫剤は我が家ではタブー!熱い熱湯をヤカンで沸かし、それをかけるのだ!かけると蟻は・・・・・・・・想像に任せます。やりながら鳥肌が立った!そして、薪は近所の方にKトラで取りに来て頂き処分した!これで大きい方の蟻は退治できた。

もう一方のありは、どうも玄関からやってきている!同じように追跡すると・・・・どうも物に集っていた!それも、昆虫等にやる良く売っている「昆虫のえさ(蜜)」に集っていたのである。これには、子どもと私は同じ気持になった!
「かあさんに見つかる前に!・・・」
時は、遅く!嫁さんに見つかった!
「こんなとこに昆虫の蜜置くさかいや!」
「はよ!カタズケテー!」
「ご飯つくらへんでー!」
そんなこんなで、関係ないとこまで片付けさせられた!

蟻退治は・・・家の粗探しから始まるのだ!
草刈

夏前になると田舎では決まってする事がある。春から伸びた草を刈る作業だ。草は「あっ!」と言う間に伸びる。村民は草刈機を肩からぶら下げ刈り取るのである。

作業は結構単調であるが腰に負担が掛かる!服も長袖に手袋、サングラスは当たり前だ!私は最初、草刈鎌でジーパン・Tシャツでやっていた。草刈鎌を使うとき必ず左手で草を束ね、それを利き手で持っている鎌で刈る訳である。必ず、草を触るわけだから始めの頃は草に負けて、体がカブレて悲惨な思いをしたことがある。それに、どの草見ても雑草にしか見えないので、手当たり次第刈ってしまうのだ。

そんな時は決まって隣のおばちゃんに怒られるのである。
「あんた!・・・そこの「蕗(ふき)」や「ミョウガ」それに「スイレン」までも刈ったやろ!何、考えてんにゃ!・・・・どうしてくれんねん!」凄い剣幕で怒られる。

こういう場合、無茶苦茶最高の愛想と笑顔で手みあげ持って謝りに行く。始めの頃は、何日もしゃべってくれへんかった。雑草と思っていても全て名前が付いている。おかげで、草の名前大分覚えられた!要領として、食べられるものの草だけを知っておくのが早く覚えられる。何回か草刈事件を起したが、最近では隣のおっちゃんが完璧に刈ってくれる。田舎では、最高の愛想と笑顔が時に必要なのである。
花山椒

山椒と言えば、あのちりめん山椒をイメージする。アツアツのご飯にのっけて食べるバリバリの日本食だ!

花脊の山椒は全然違う!これまた格別な旨さ・・・というよりかなり上品な旨さを感じる。中でも「花山椒」これは究極の逸品やね!

普通、山椒といえば山椒の実で造られているのだが、花脊のは「山椒の花」が入っていて、実は使わないのだ!山椒の花は、春先に咲き。一年で1週間〜2週間の期間に摘まなければならない大きな訳ありの食材なのである。この時期に、霜でも降りてしまうと終わりなのだ!実入りよりも数段に旨く、上品である。特産品にしても収獲時期と収穫量が見込めないので、知っている人しか手に入らない代物なんである。

葉山椒にしてもそうだが、この地域標高が700m前後で気温の差があるので山椒を育てるにはいい環境らしい。街道筋や山間にある山椒はその為の木である。花脊・別所はほんのりと山椒の香りがする村でもあるのです。
花脊のちまき

花脊には、これ!といった特産品は表立った存在は無い!どちらかと言えば、隠れたとびっきりの逸品!という感じである。

朝早くから村の人が山に行き、体が見えないほどの笹を背負い山から降りてくる。笹は、天日干しをして束にしておく。この束が、家の廊下を埋め尽くすほどの量になる。祇園祭や花街で使われる「ちまき」の包み皮がこの笹だ!

別所の笹は裏側に産毛がなく特級品であるらしい!それに、地元の方が造られた「ちまき」はビックリするほど旨い!

村のイベントが行われない限り生産されないが、最近では女性会で若手に伝授する為「ちまき」造りの教室も催されるようになったので、年に何回か頂ける機会が増えた!
地域の大会

今日は4地域の「ソフトバレー大会」!4地域とは左京区最北端の4地域。別所・八桝・広河原・久多の4地域だ!昔は4地域対抗の運動会があったそうな。想像するだけでどんな運動会か察しが付く!

今は、今回のソフトバレーから始まり、ソフトボール・グランドゴルフ・卓球大会と年に4回大きな対抗戦が行われる!都会でもそうだがこの田舎でも対抗意識は凄いもんだ!村の寄り合いと同じく、参加する人たちは決まって同じ人物!各地域では大会にあわせて2,3週間前から秘密練習をするのだから、それなりのレベルで行われる。田舎ものと見て侮ってはいけないのである。田舎なんだけど各地域のロゴが入ったユニホームを着て地域代表の意識で頑張る訳なのである。

今回も、大会に合わせて練習していた人が本番で大怪我をした!アキレス腱の筋をどうやら切ったようだ!ご存知のように、この地域には病院がない!そこですかさず、救急ヘリがやって来た!怪我した人は、皆に見送られてヘリで去っていった!

夕方にはギブスを付けて帰って来られたので入院とまで行かなくて良かった。昔から村同士の小競り合いには怪我がつき物なのだ!次回は、ソフトボール大会!である。今から、選手集めに走っている4地域なのである。
無人販売

雪が解けて春から無人販売がOPENする。OPENと言っても誰も居ないのが無人販売なのである。無人販売で売られておる商品は、主にワラビ・フキノトウ・イタドリ・タラノ芽等の山菜が中心である。地域によって販売されている品物が違うので興味があれば覗いてみると楽しいもんである。花脊の場合、山菜や木工品・木のツル・わら草履など、京北町は米・納豆・餅 野菜  美山町では野菜が多く珍しい処では味噌などもある 。丹波町は大変商品幅が広く色んなものがある。和知町は比較的に果実が多いのがおもしろい。このように、無人販売で販売されている商品は地域によって多種多様で楽しめる!

今までで一番びっくりした無人販売がある。それは、地元・花脊無人販売だ。

何気無しに無人販売を覗いた!いつものように商品があると思いつつ、ふと見たら・・・・・
おばあーが寝ていたのである!何が横たわっているのか分らなかったが、ばあさんが昼寝をしていたのである。何もこんな処で昼寝せんでも・・・

それにしてもビックリした。死んでのとちゃうかなーと思ったぐらいだ!花脊の無人販売は、人が寝ているかもしれないので充分気を付けて下さい。
村のおばあ!

今、日本ではどんどん高齢社会化に変わってきている。山里でもこの現象は起こっている。でも、田舎のじいさん・ばあさん達はとても元気!朝早くから田・畑・山に行く!時間の基準はお日さまなのだ。こんな人たちに「高齢化」という呼び名を充てつけるのは申し訳ない!

田舎のばあさん達は予想もしない行動をとる。道端で目と目が合うと手を上げて私を呼ぶ仕草をする。
「どうしました?」と聞くと。
「あんた!どこ行くや?」
「ちょっと美山町まで行きますけど・・・」
「あ、ほな近くまでやし乗せて!」
・・・・断るわけも行かず乗せるんだが行き先の方向が違う時がある。そういう時は旨くボケてくれるのでたまったもんじゃない!この地域では、手上げるとバスが止まってくれるので、手上げる動作はお手の物なんです。
峠以北の名称

町の人達は、この花脊峠以北の全体を花脊と言う!
でも、峠以北に住んでいる人達は自分の村の誇りを持っている為、花脊とは言わずに花脊でも大布施(オフセ)や八桝(ヤマス)と言い、別所の人達は花背と言わずに別所!と言う。

広河原地域もかなり広い地域なので原地(ハラチ)や大悲(大悲山口)(ダイヒ・ダイヒザングチ)と特定名称を言う。久多地域も同じくその特定名称を言うのである。

一番分りやすいのは、京都バスの各停留所名を参考にすると良い。一言で「花脊」と言っても全域を指すだけなので伝えにくいものである。正確に伝える為、神社や学校などの建物を目印にするのがいいでしょう!

朝起きて、最初の用足しは便所でなく、裏のデッキから山を眺めながら用足しするのが私の、朝ションである。デッキからする用足しは丁度垂れる処に用水路が流れているのである意味、水洗便所?!まあ、これをするといつも家族から怒られる!
「また、お父さん外でしたはるー!」
私は気にもせず、毎日自然の水洗便所を使わして頂いている。

ある日、同じように朝の用足しを・・・しかし、目の前の草の光景が少し違う?でも出した物はもう止まらない!草が動き、「ギャオー!」????一瞬何が動いたのか分らなかった。
「猿」!
えっ!猿!目の前に猿が居る!

猿はじっと耐えながら、こっちを見ていたのである。私は、心の中で動揺したが普段より、より一層の力を出して搾り込もうと思ったが、残念ながら昨晩ビールをかなり飲んだのでまだ絞り込めない状況である。耐えられなかった「猿」はギャオーと喚きながらその場を去ってくれた!去ってくれたし良かったものの、あのまま攻撃されたらたまったものではない!しかし、家廻りで猿が出没したの初めてだ!

この日、ロケット花火を買った!そう「猿」を威嚇する為だ。花火は、「ピューーーーー!パン!」というやつ!これが一番効果的面らしい!(隣のおっちゃんが言っていた!)

しかし、あの猿「かなり怒っていた!」ような感じだった。
皆さん、猿には注意を!
うちの娘

何軒かの農家の方たちと世間話をするようになった。大体、農産物の出来や収獲の事が多いのだがあの日は参った!

いつものように尋ねて収獲されたものを頂いている時。家の中から、親父さんが珍しくその場に来た!親父さん、やぶから棒に
「今度ゆっくり時間とってくれへんやろか?」
何のこっちゃ?「はあー?別にいいですよ!」と、簡単に返事をした。
次回来る時間を約束してその場を去った!

・・・・一体なんだろう?俺、何か悪いことしたかな?・・・・
色々考えたが、何の事か検討もつかない。そこは、いつも出来た分だけの農産物を分けていただいている農家である。そして、約束した日時に行った!おばちゃん、いつもお茶をくれるのだがこの日はコーヒーになっていた。まるで、特別な日のような接待振り!
「何か、妙だ!」
親父さん出てきて・・・・・
「いやー、実はかあさんから聞いているんだが・・・・あんたに貰って欲しいもんがある」
「うちの娘貰ってくれへんやろか?」
「エッ!・・・・・・」
「ちょっと、まってーな!僕は嫁も子ども居りまんがな!」
親父さん・・
「あ、そうなん。てっきりかあさんと話していて一人もんやと思い込んでた」
こっちも、一瞬「貰っても良いかな?」という変な錯覚を起したほどだ!そやけど、野菜頂いているし娘もどうぞ!とは、こっちもビックリするような話だ。でも、一度も顔見たこと無いし私の事も知っている筈ないのに「娘か」。

帰って嫁さんに言ったら、「貰っといたら」!
だって、どう言う事?
豆腐

週に3日程佐々里峠を越えて美山町・和知町まで行く!農産物や豆腐・納豆を分けていただいているのだ!豆腐は何と半年近くも分けていただくのに時間が掛かった!町民の為に生産量が決まっているのだ!

そこへ、はるばる遠方から来てもらっても分ける数が無いとのこと。そう言われると、なおさら欲しくなるのが当たり前!懲りずに半年駆けて、やっと週一回いただけるようになり2年経った。相変わらずテクテクと山間を走り、今では週二回頂けるようになった!はっきりいって、別に格段無茶苦茶旨い!・・・そういう代物ではない、どこにでもあるような豆腐であるが、素朴な田舎くささが大変好評なのである。

我が家では、大きなお皿にバン!と載せてカツオ節・葱・醤油で嫁さんと向かい合って食べる!特にお薦めはこの豆腐・・揚げだしがバッチグーである。それにしても、何で分けてくれるようになったんだろう?

豆腐やのおっちゃん・・・・あんたがやって来る日が一番売れない日!
「あ、そうなの!」と言う感じですが、感謝感謝!
おかげで「美山とうふ」ファン沢山できました。
1日に140丁しか造らないわがままな豆腐でした!
一人学級問題

学校の校長先生から連絡が有った!
「山里物語」を読んだ北海道の小学生からメールが来たらしい!以前、一人学級もあるとの事を書かせて頂いたことがある。北海道の小学生もとうとう一人学級になったとの事らしい、それでこのページをみてメールを学校宛に送ったとのこと。私の方は校長先生からの連絡だけなので詳しい事は分らないのだが校長先生が少し興奮気味みで話をしておられたのである意味嬉しかった!特に、僻地での学校は人数よりも学校存続の問題が大きい!学校存続における問題は子どもだけでなくその地域性による課題である。

私達のようにわざわざこの地域を選んでいる住人と、村の住人とはかなりの温度差があるものである。村の活性化の一つに大きな存在はやはり学校であろう!村の活性化における課題で、色んな話し合いが組まれている。花脊では、それが学校存続委員会であったり、町作り委員会等がそれに当たります。私が思うに、村の中の人間同士で意見出し合うのも確かに大事ですが、もっと他の処(例えば、学校存続や過疎化対策を成功された地域)からの実践方法などを聞いたりして、村でどこまでの基本ラインが設定できるか本気で考えないといけないように思いますね。一番いいのは、魅力ある村作りをして地元民が町に働きに行かなくてもいい産業を村で興せたらベストなんですがね。

町の人は、「一人学級」と聞くと・・・
ほのぼのとしていいなー!よう、勉強できるのとちゃうか!等、気軽に応えてくださいますが、子どもは親以上にある意味プレッシャーを感じているようです。先生も子どもの気心が充分わかっているので、ベタで付き合う難しさもありますよね。一人学級という問題は、生徒だけの問題ではなくその学校の地域までも課題があるのです。一旦、学校が休校などになると復活するのに大変な労力と課題が発生するので「一人学級」は大きな存在なんです。一言でいえば一人学級で学んでいる生徒はその村の大切な大切な「宝物」です。

校長先生との話し合いで「一人学級サミット」あっても良いんではないですかねという案がありました。私の学校はこんな処がある!わたしの村には自慢できる○○があるんだ!学校に今日熊が現れた!・・・何でもいいと思います。他校との人達とインターネットを通じて交流を持つことで新しい何かが生まれるんではないでしょうか。OPEN的な呼びかけはしませんが、このページを見て何か感じていただいたら下記にメール頂けたらありがたいです。

info@kyonagano.com ←連絡・意見
梅雨の怪現象!

田植えも終わり、雨が降るとなると必ず出没する奴がいる!それも多いのが、花脊街道花脊側!皆さん、なんだと思います?初めて経験する人はきっと恐いというより気持ち悪いと思いますね。・・・・・答えは「かえる」です。そう、ピョン吉の蛙なんです。

雨が降ると、街道下あたりから村の中心部分までの道沿いに蛙がピョンピョン現れる!それも、半端な数ではないのである。中には拳くらいの大きさの奴もいる。

最初の頃は、踏んずけ無いように避けるように走るのだが、対向車が来たり走るライン上に出てきたらもう最後「ブチッ!」となってしまうのである。気持悪いでしょう!書いている私も気持悪い!さらに追い討ちかけるようですが、酷いぐらい無数に潰されているのである。

次の日の朝なんか、街道入口付近は生臭い匂いが漂っている!でも、自然摂理は凄いですね!踏み潰された蛙は、土木事務所の人間が掃除する訳でも無いのに昼には異臭も無く、亡骸も無くなっているのだ!雨で収獲の少なかったイタチ・ねずみ等の獣やトビ・カラス等の鳥等が全て掃除してくれるのである。上手く自然と人間が共存出来ているのである?だから、雨の日は安心して踏めるのだ!
梅雨の恐現象!

山里の梅雨 
こういう時期は町で普通に生活していても、体がダルイ!山里も同じようにダルイ!

谷間は湿気が高く、洗濯物どころか家そのものが乾かない!その為、ひどいところでは壁や床がカビるのである。今年は、夜の気温がかなり低いので7月初期でもストーブを焚いたりする。そうでもしないと、家が壊れてしまうのである。

それにしても今年は良く降るなーーー!雨のせいで、嫁さんの調子も悪い! あーーー!また、雨―!洗濯もん全然、乾かへんやんかー!乾燥機もう潰れるで!」・・・・・・・・・

梅雨が長引くと、嫁さんが壊れそうなのである!
 
蛍で一杯!

花脊から車で15分ほど行った処に「蛍」の穴場があります!穴場と言っても地元民は知っているので、町の人には内緒と言う事らしい!我が家も毎年行くが、今年は雨が多かったせいか蛍の量が無茶苦茶多い!乱舞とはこの事!・・・・・それにしても多い!蛍の蛍光の光で廻りが明るくなるぐらいなのである。

そこで、名案!
手でいっぱい捕まえて我が家の前で放す・・・・
これを繰り返して我が家の谷を蛍だらけにしてやろう・・・・・

そんな蛍を見ながら、一杯やるのである!
虫採り

我輩は初夏にいなると必ず取る行動がある!
子どもが男の子という事もあって、主にクワガタ採集をするのである。
採った虫を、どうこうするわけもないのだが何となく山へ森へ出向いてしまう。この地域・花脊は、小型のサイズ(コクワ・ノコギリ)はいるのだがヒラタやオオクワは全く姿を見たこともない。

しかし逆にこの地域しかいない虫もいる。例えば金色の黄金虫みたいな奴や、ちょっと変わった色の蛾みたいな蝶々などがそうだ。たまに、大学の教授さんが大きくて柔らかそうな網を持ってやって来る。その姿はアフリカ仕様で滑稽だ!

先ほどのクワガタであるが、昨年地元の学校に頼まれて午後の授業を受け持った事がある。話としては、クワガタとカブトムシの違い!生殖場所!どんな木にいるのか!等である。田舎の子でさえ、そう言った遊びから離れているのだ。その時の授業は、生徒よりも校長・教頭・先生方・に大変受けたようだ!

それに、実践として子どもの担任の先生と夜採集へ行ったのである。その時なんと!72mmのオオクワオスが採れた!
先生も初めてで、大感激していた。・・・・・こちらもまさか「オオクワ」が採れるなんて?なんとラッキーな・・・!

そのオオクワ、暫く学校で飼育していたが、今は我が家でじっとしています。そんな訳で、この時期じっとしてられないのであります。
空のたび

花脊には大きな病院は無い!  
当たり前です!田舎にはないものです。でも、直ぐ近くに存在する!

ある日の事・・・
隣のおっちゃん山作業で足くじいた。何日か我慢してたらしく、とうとう腰下が動かなくなる程の激痛が走った!家族の者は、心配でたまらん!そこで、電話・・・・「緊急救急車!」5分も経たないうちにやって来た!バラバラバラバラ・・・

そう、空からやって来た!ヘリコプター!
花脊峠以北の緊急救急はヘリコプターでやってくるのです!それも、10分足らずで病院に!どうだ!まいったか!町の者!

落ち着いた頃に見舞いに行った!
「おっちゃん、どうやった空の旅は」
「あほ!か、はずかしくてしゃーないわ!」
「そやけど、なかなか乗れへんでー」
「あんな乗るん、一回で充分じゃ!」・・・・・・

花脊消防は山里の住民を守ってくれているのです!   
ありがたや、ありがたや!
残り湯

本格的な冬がやってきた!車の足はもうバッチシ!心も冬用の運転に切り替えられた。

今日は、峠でマイナス6度だ!さぶいさぶい!
我が家の洗濯機なんか、蛇口に付けてあるホースがカチンカチンになるので使えない。こんな時は、ホースを取り外し風呂の湯につけるのである。そうすると、蛇口から水が出るのだが、下手に水滴を残しておくとそれが凍って動かなくなるのだ。朝は、風呂の残しておいた湯が大活躍なのである。

車に積雪した雪は、ホーキで取り除き、フロントガラスに凍てついた氷をこの残り湯をぶっかけるのである。うまくかけないと、服がびしょ濡れになるので要領が必要だ!ひどい寒さの時なんか、窓が凍てて開かない!もちろん玄関の戸も開かない!そんな時は、残り湯を使って開ける。

田舎では、朝までお湯を残しておく者が徳をするのである!
峠はサファリパーク

今の季節、山歩きは危険です。11月15日は猟師にとって重要な日!鉄砲の解禁日なのである。この日を境に、動物の発見が極端に少なくなる!

この日まで峠は「サフャリパーク」!
鹿・いのしし・くま・きつね・たぬき・ムササビ・野ウサギ・りす・カモシカ・テン等(村の人に見たというのを聞きました)出没する。

雄鹿なんか見たら、もうびっくりするで!立派な角が生えていて、それに大きな固体!峠を飛ばして走っていると、たまに衝突しそうな時がある!鹿と衝突して、うまく倒れてくれて持ってかえれる時はいいが、たいがい逃げられる!そんな時の車は悲惨だ、鹿は食えへん・車はボコボコ状態!

それに、群れと遭遇するするときもあり、その時は一瞬ビビル!ムササビは、はっきりと見えないが街道を走っていると、山側から谷側に向かって白い物体が「スー!」と抜けて行くのがわかる。熊には遭遇した事無いが、たまに学校で下校時「今日は、高橋さんの裏で熊がいました!注意して帰りましょう!」と校内放送が流れる。

「いのしし」と遭遇した時は、ビビッた!道の真中に、どん!と居り、暫く睨み合いが始まった!こっちは車の中、恐くない!と、おもった時!こっちへ突進してくるではないか!「わー!」当たる!と思ったが、すり抜けて後方の方へばく進していった。

野ウサギは、子どもが車から降りて捕まえた!しかし、野生の生き物はなかなか難しいので、山に帰した!この時も、本当の事いううと食ってみたかった!

サファリパークのような峠だが、猟の解禁日になると。ピタッ!と出没しなくなる。頻繁に遭遇していた、鹿でさえ見ない!動物達はきっとわかっているのだろう!この日からは、絶対危ない!と言う事を!どこかの谷で、「獣会議」でもしてるんでしょうね。獣会議の様子でも発見できたら「動物名誉賞」でも貰えるかな?
もののけの森

花脊を抜けてずーと奥に行くと、美山・芦生という処へ行ける!この芦生、原生林が残っておりブナ林は見事である!それも、中途半端な広さじゃない!今、世界遺産に申請中というぐらいの森林なのである。アニメ「もののけ姫」のような雰囲気!最近では「夜光苔」も発見された!

私が行った時ビックリしたのは「大ミミズ」だ!普通だったら長くて15cmかな、でも見た奴はなんと1mは有った!皆に言ったら「そんなん、いるかいなー!」と、馬鹿にされた!

広河原にいる猟師に、この芦生の森のことを聞いた!猟師が言うには、「あの森は凄く魅力あるが、恐いとこじゃ!」「恐いとこ」の理由は、まだ得体の知れない物が居るという怖さらしい。「もののけ姫」に出てくる、「獅子神」白髪で大きな猪を1ヶ月も追ってきたらしく、結局この芦生の森に逃げ込まれたというのを、この猟師の師匠が言っていた。また、蛇谷(ジャダン)という呼名称の谷には、真っ白の大蛇がいるという伝説も聞く。地元の猟師は絶対ここには行かない!という。

はて、皆さん!こんな伝説信じます? 
生ゴミ処理班

夜遅く帰ると、暗闇の雑草が動く!はっきりとは見えないのだが、気配は感じる!犯人は「タヌキ」なのである。

キツネは、サーと流れるような動きで山に消えて行く!この「タヌキ」実にユニークな奴だ!我が家では「ポン」と言っている!始めのころは警戒心が強くてなかなか姿を表さなかった。しかし、最近では餌付けが効したのか頻繁に現れるようになった。それも、ご飯時に決まってやって来るのだ。

その訳は・・・・・
パンの塊を外に置き忘れた時があった。すると、そのパンがいつの間にか無くなるのである。今度は、おかずの余ったのを外に置いておいた。やはり、何者かが持ってかえるのである。家族で犯人探しと言う事で、家の中を真っ暗にして観察していた。すると、親子のタヌキが恐る恐るやって来るではないか!「そうか、こいつらだったんや!」気を良くした我が家は、それから毎日残飯をやるようになった!だから、ご飯時になると外ではタヌキの行列が出来ているのである。それも、嫁さんが「ポン!」と一言、言うと草むらの中から「タタタッ!」とやってくるのだ。子ども達は、調子に乗って名前を付けた!「ポン・ポン吉・ポンタ・ポポン・ポン助・・・・・」邪魔くさい!みんな「ポン!」

キツネは、食べ物の好き嫌いがあるようだが、この「ポン」何でも食う!凄い雑食!お陰で我が家の生ゴミ処理班という存在である。懐いているのは私以外の嫁さん子どもだけで、私が顔を出すと一目散に逃げる!あの、丸まるとした姿を見るとどうしても「鍋」に見えるのだ。その気を「奴」は察しているのかも?

嫁さん・・・・最近では「ダグラス!」と言ってトンビの餌付けに熱心になっている!
どんこ

どんこ朝、町に行くときの事・・・・・街道の道端で、毛布みたいなもんが落ちている!
「何や!・・・・」「あっ!どんこや」

どんことは・・・・・・猪の子どもの事なのだ。

「ラッキー! 牡丹鍋、牡丹鍋」
そんな事を考えながら、そのどんこを車に積もうとした。・・・・が、重くて持ち上がらない!仕方なく、助っ人を呼びに行く事にした。この時、助っ人を呼ぶと助っ人にも分け前をやらんといけなくなるなー等、考える。

助っ人に説明し、二人で「どんこ」の場所に行った!しかし!「どんこ」がいない!えっ!生き返って逃げた!・・・そんな馬鹿な!たしかにご臨終やった!頭の中は、もう「牡丹鍋」どころでない!

助っ人がいう、
「誰か持っていったんとちゃうけ!」

     ・・・・んんん?そういえば、助っ人を呼びに行く時たしかに○一さんとすれ違った!やられた!・・・・「どんこ」に張り紙しとくべしだった!わずか、10分ほどの間に「牡丹鍋」が消えた!

何日かしてから、○一さんに聞いた!
「あれかー、走っていたら「どんこ」おったし拾った!」
「柔らかくて、旨かったでー」

先に、俺が見つけてた!・・・何て言えなっかた!田舎では、すぐ行動する事が必修条件なのだ!
雪マルくん

そう、それは去年の事だった!我が家は街道から、山手に200mほど入った所に在る!南向きで高台にあるので、日当たりバッチグーなのである。

しかし、冬場はどうもそういう訳にはいかない。雪が降って積もるとなると、まず「家族会議」が始まる!家族会議と言っても、嫁さんと2人だけの会議である。会議の内容は他愛もない内容なのである!
「どう思うこの雪!」
「もうちょっと様子見たら・・・」
しばらく経って
「ヤバイのとちゃうか?」
「うわー!いっぱい積もっている!」
「よし!活動開始!」
こんな感じで、雪かきが始まるのである。

街道から200mは、夏場は良いのだが、冬場は筋トレ場となるのである。街道は、除雪車が通るのだが我が家前の道は通らない!自分でするしかないのである!防寒服着て、スノーダンプとスコップを使い分けながら、作業をするのだ。何しろ、家周りだけではなくこの街道から200mもしなければならない!ここをしなければ、車を上げられないからだ!雪かき時間約1時間半!夜中にする作業は結構キツイ!

雪かきを充分したつもりでも、やはり雪道は侮れない!去年、この街道から200m2回も落ちたのである。宅配業者の車もこの道でハマリ立ち往生した。郵便のおっちゃんの車も帰りに落ちた!そんな訳有りの道なのである。だから、「雪マルくん」を買った!のである。

雪マルくんとは、小形の雪かき機なのである。それも、結構高い!無理して買ったのである!これがあれば、大雪さんいつでも「いらっしゃい」と言う感じである。それに、この街道から200mなんか筋トレ状態でする必要がないのだ!

それなのに!「雪マルくん」買った途端、大雪が来ない!雪かきするほどの雪がない!結局、前シーズン一回も使わず・・・・・!後で聞いたら、中古も有ったらしい!
どうしてくれんね!・・・・雪マルくん!
スキー場草刈

今日は、スキー場の草刈!総勢30名程で草刈をするわけである。草刈機を持っているものは下から順序に刈っていき、持ってないものは刈られた草をまとめてスキー場端にまとめていく訳である!

草といってもその種類はススキが大半である。刈っていく途中、このススキの穂から種が舞う!舞っているススキの種は、まるで雪が舞っているかのような光景だ!

作業に携わった人達はみんな有志の人達で、「自分達が滑りたい!」その思いだけでお手伝いをしているわけである。そうでなければ休みの日にわざわざ大変な労力を使うわけないのである。今回の作業は天気も良かったので、汗が吹き出るくらい暑く上半身はTシャツで充分だった。スキー場は傾斜がある為、かなりの体力が必要である。最初、ススキの多さに参ったが、なんとか午前中には草刈は終了できた。やはり、みんな草刈は慣れたもんだ。田舎での草刈機は生活必需品だ!

草刈作業で何が困るかいうと、獣の糞だ!鹿はチョコボールみたいな奴が3050コくらいあり、それが無茶苦茶多く点在していた!犬よりやや大きいめの奴が猪!べちゃっと大きく量が多いのは一体なんだろうか?熊かな?そんな事を気にしながら草刈をするのである。まだ新しい糞などに遭遇するとたまらん臭い!のである。糞あたりは、運みたいなもんだ!

もう一つの楽しみは、鹿の角が落ちているのである!今回は1本の片方しか発見できなかったが、手にした人は大喜びなのである。

午前中に草刈は終了し、午後からリフトの取り付けである!午後からは男ばかりの12人で作業!このリフト、取り付けはそう簡単には行かない!ユンボを使ってする大掛かりな作業である。何せ、モーター部分が無茶苦茶重く悪戦苦闘の作業なのである。まあそれでも何とか怪我人も出なく、リフト設置は完了できた。次回はリフトに取り付けるワイヤー張りを行うだけだ!

あと、肝心なのは雪だけだ!スノーマシンでもあれば言う事無いのだが・・・

作業服で帰ったら家族に「臭い!」と言われた!どうも、身体に鹿の糞がこびり付いていたようだ!

鹿の糞つけて、シカられた!
チャンチャン!

田舎の付き合い

この話も実名は出せません!何故なら自分が今から話す事をされると非常に困るからです!それでは静かに書きます。

むかしむかし(つい最近ですが・・・)バスの終点近くに小さな村がありました。その村の人達は大変仲が良くおおらかに生活しています。そんなある日、大雪が降りました。一晩で1mは楽に積るぐらいの大雪です。その日は、村の寄り合いが行われていました。小さな村での寄り合いは人を温めてくれます。もちろん酒も入り、議題に集中していたことは言うまでもありません。

昔から知った物同士なので、ある程度の話の流れはいつも通りに流れるはずでした。ところが以外にも、この日は活発な意見が飛び交ったのです。酒も入っているので、意見というよりほとんど喧嘩状態で、寄り合いは修羅場となってしまいました。喧嘩となった原因は定かではありませんが、昔の出来事を引きずっていたのでしょう。昔の事はいつのことか分りませんがこんな話を聞いた事があります。

川上に住んでいる人達のせいで、川下の橋が潰れたらしくまだその時の怒りが3代も続いて怒っている家系もあるそうです。その当時は、林業で伐採した木を川を使って京都に運んでいた名残があるので、まんざら冗談ではないみたいです。そんな田舎なので、ちょっと気に障る事があると昔の事を引っ張り出し言いあいが、始まるのです。

でも今回はこれだけで終わらなかった!寄り合いの皆は、こういう場面は一年に何回かあるので治めるだけ治めてその日はお開きとなった。喧嘩していた当事者の2人も帰った!ここで大きな差が出てしまった!次の日、一人は大雪なので除雪車で除雪作業!もう一人は地元で仕事!ところが、地元で仕事する方の家の出入り口が見つからない!家から出られない状態が何時間も続いた!そう、そうなんです!もう一人の除雪作業している方が、昨日の事がやっぱり我慢できんくらい腹立ってたらしく、除雪した雪で家を囲んでしまったのです。

囲まれた方は、たまらんねー。その後、この2人はいつものように寄り合いに参加しお酒を飲み、刺激的な日々を送っていることは言うまでもありません。田舎では、都会では考えられない付き合いが求められるのです。

何事も、お酒で始まりお酒で終わるのです。

伝説の人

んーーーーーー。
この人はこれから何回か登場してもらいます。本人には勿論!「言ってません!」この話をしたら、花脊峠以北のひとは、たいがい知っているし公表してあとで怒られたら村八分にされるので、○○のおっさんとする!

○○のおっさんは、凄いぞ!職業は林業・農業・酔っ払い?とにかく酒が大好き!山に間伐採作業しに行った時の出来事。仕事を終えて、降りている途中で何と!熊と遭遇!突然、熊が襲ってきた!本人無意識で戦った!手に持っていた釜で「バサッ!」と!急所に入ったのか熊が倒れた!おっちゃん、すかさずトドメ刺した!見事、熊を倒したのである!

よりによって熊も、襲った相手が悪かった!おっさん少し怪我をしたみたいだが、全然平気だった。当時の事をおっさんに聞くと・・・「あいつ()もあほじゃー、あとで食うてやったわ!せやけどな、脂が分厚すぎてあんまり美味くなっかたわい!」がはははは・・・・

恐るべし○○のおっさん!

田舎では超アウトドア-が行われているのである!今回は、熊倒しの話でしたが、酔うといっぱいしゃべってくれる。木に下敷きになった事や、車で川に落ちた事、叉、夜這いの話なんか最高に面白い!順次、紹介していきますがくれぐれもこのページを見て、いきなり本人に言わないで下さい。

こういう事を聞くときは、必ず酒を持参してください!

京都バス


花脊の唯一の交通手段それが「京都バス!」。花脊で走る京都バスは大変ユニークであります。始めて来た人は、きっと「へーーー!」と感心させられます。それは、いったい何故だと思います?

読者の皆さん少し考えてください!

考える・・・・・・・・・・・・・・・考える ・・・・・・・・・・・・・・・・考える!

1
番  バスの運ちゃんが「こちらは京都バスです!只今走ってます。お乗りの方は停留所まで」と、マイクで放送する!

2
番  バスの運転をさせてくれる!

3
番  飲みもののサービスがある!

4
番  地元の人だけ「タダ!」である!

5
番  音楽を鳴らして走っている!

(まあ、こんなん問題にする必要ではないですが、単調に書くより変化あった方が良いかなと思いまして!)

答え・・・・・そうです!5番なんです!
花脊は京都北山のハイキングのメッカなので、ハイカーの方が「あっ、バス来た!」と直ぐ分るように。それに地元民に分りやすく伝える為!です。音楽を鳴らすだけでは無くもう一つ工夫がされています。それは、「手を上げたら」止まってくれるのです!これは、大変ありがたい!・・・・・なかなか「京都バスやるやん!」という感じです。路線間として、鞍馬温泉越えた峠入口付近から広河原終点まで、「音楽鳴らして手上げで止まる!」状態で走ってくれるのです。・・・・それやったら停留場いらんやんけ!と思いますが、田舎もんはキチンと停留場で待ちます!

まあ、わたしの希望としては234番も組み入れてくれたら、もっと、京都バスの事、宣伝しますがねー?!どうです、京都バスさん!

かめのおっちゃん!


かめのおっちゃんの本名はまだ知らない!なぜ、かめのおっちゃんなのか。それは、単純な事!田舎に来て、初めて物をもらった。それが、「亀」だったのである。だから、我が家ではかめのおっちゃんの事を「かめのおっちゃん」と言う!

この、かめのおっちゃん無茶苦茶働く!夜明けと共に田畑に行き、日が沈んでもまだ仕事をする。この、別所地域は、まだ棚田が残っている。棚田の上部分がかめのおっちゃんの田である。谷から水をひき、一番上の田から順序に降ろしていく。稲が実った頃になると、畦に作った小屋で寝泊りして、鹿やイノシシを追い払う!まるで、「亀仙人」だ!畑で取れた作物は、いつもくれる。ありがたくて申し訳ないといつも思う。

この亀のおっちゃんすごく耳が遠い。半端じゃないほど遠い。話をしても、話ができない。それでも、通じ合える!田舎は不思議なもんだ。

でも、怒ったらすげえ恐いのである!春先になると良く、町から山菜採りで人が来る。勿論、畦には看板がある!

「勝手に山菜取るな!・・・地主」
それでも、人は取りに来る。そこで、おっちゃん怒る!「・ApkYJHNT###」・・・・と凄い剣幕なので帰ってしまう。

ある日、母が尋ねてきて散歩に行った。畦に、フキノトウがたくさんあったのでそれを採っていた!そこへ、おっちゃん。
「・ABJHHY&%$#IYH?>+」・・・と怒った!母は、急いで帰ってきた。私のところへ帰ったのを、おっちゃん見てた!暫くして、おっちゃんやってきた!わらび・タラノメ・フキノトウが一杯入った袋をくれた!

やっぱり、おっちゃん「亀仙人」!

すこやか学級


村では自治会が中心となって小さな村を運営している!自治会の中に体育振興会・こども会・女性会・PTA・左京連合会・等などある訳である!村民が少ないのでどうしても重複してしまうのも田舎ならではである、比較的大きく3つのグループに分かれる。年配型の集まり・若手の集まり・女性の集まり、このように大きく分かれるのであるが、寄り合うメンバーはたいがい似たもの同士で「はて、今日は何の寄り合いだった!」なんて事も、しばしば起こるわけである。

一週間に一度「すこやか学級」というのがある。土曜の朝から夕方まで行われる、この「すこやか学級」実は感動ものである!村のお年よりの皆さんが、学校裏のふれあいサロン(サロンと言ってもただの集会場)に集まり、女性会の役員が地域のじいさんばあさんと話をしたりゲームをしたりしてふれ合うのである。最近では地元の子ども達もその中に入ってお手伝いをするわけである。その中に子どもが入るだけでも賑やかになり活性される。子どもがいるだけで心が癒されるのだ。

いくら京都市左京区といっても、京都市とはある意味無縁の過疎地で、林業やスキーなどで賑わっていたいた時は村人も大変多く、大家族で過ごしていたと思う。でも今は、大きなかやぶきの家にじいさんばあさんの2人暮らし、中にはおばあさんの一人暮らしの方がほとんどで。やはりこれは田舎で仕事が無いので、どうしても町中に仕事を求める。それに、利便性を考えると町のほうが住みやすい!町に離れた息子達は村の行事や、盆・正月は帰ってくるが余程の事がない限り里帰りはしない。だから、田舎のお年よりの皆さんは少なくともそう言った意味で寂しい想いをしているのである。 子ども達も充分その辺の事は察知しており、旨くお年よりの方と溶け込んで遊んでいる。お互いが助け合って生きて行く、そんな環境を守り指導して行く事も自治会の大きな役割でしょうね。

田舎のお年寄りは、元気!元気!である。運動会でも90歳程のばあさんが杖をついて走る!普段曲がった腰は、運動会でシャキッ!とする?まあそれほど、元気なのである。でも田舎のお年寄りの年代は幾つからなんだろう?多分、田舎では、自分が年いってると思えばお年寄りになるみたいです。

奥の谷マラソン


1112日。山里の子ども達が恒例の「奥の谷マラソン」に挑みます!花脊第一中学・第二中学・八桝小学校・別所小学校の生徒達が走ります!花脊高原前(別所校前)スタートで、ゴールは堰源小学校(広河原)までの12km!(堰源小学校は今は休校になってます)

中学生はこの12kmを走り、小学生達は自主申請で4km6km8km10kmと各ポイントからスタートします!2日前、雪が降り谷間には雪が残ってまだ寒い花脊、それでもマラソンは実施されます。親や学校関係者、地元の住民が沿道に出て子ども達が作った小旗を振って応援する。小さな学校の協同行事の一つ!田舎ならではの手作りマラソン大会!町では考えられない街道を子ども達は走ります。親達は山々の紅葉を楽しみ応援しますが、子ども達はこの日は地獄の日とも言ってます。12日は、マラソンがありますので花脊地域に来られる方は充分注意してください。結果は改めて報告します!

 

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